滴るほどに。

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仕方ねーな。





こんな話も合ったけど、それとは別の話。



これは数年前なんだけど、母親に「加湿器買ってこい」と言われて僕が以前ラブホで借りた下品に7色に光る加湿器を買って帰ったら妹が「あ、これ!下品に7色に光るんだよね。」と言われ、まさか同じところを利用してるとはとお兄ちゃんは動揺してたんですが、
その動揺が加湿器にも伝わってしまったようで、使い始めて1週間ほどで彼は水蒸気を吐かなくなりました。


で、それを返品しにお店に行って。ついでだからタリーズのお姉ちゃんに色目使ってから帰ろうと思い、タリーズ入ってコーヒーをガブガブ飲んでたらトイレに行きたくなりまして。

トイレに行ったんですよ。行ったんですが。

そこのトイレは男女兼用で一個しかなく、仕方なしに大型のショッピングモールだったので一回お店を出て違う階のトイレにまで行ったんです。


お姉ちゃんにトイレっていうの嫌だったから

「ちょっと書類をコピーしたいので荷物おいてきます。」と言ったら、
「うちのコピー機貸してあげるよ。書類貸してください。」と何とも親切なことを言って頂いて、
仕方なしにさっき電気屋に渡した加湿器の説明書をコピーしてもらったら
「あ、これ!下品に7色に光るんですよね!」とまさかのタリーズのお姉ちゃんまで同じトコ使ってる疑惑。


もうおしっこしたいし、トイレは空かないしで限界なのでお店を出てトイレに急ぎました。

そのトイレ、障碍者用と言いますか。ちょっと広めの多目的トイレが入口にあるんですけど、
まあ僕はおしっこしたいだけだしなんの気にもせず男子トイレに入って、済ませて、そして出てきたらその多目的トイレのドアが電動でウィーンと空きました。



そこにいたのが、謎のびしょ濡れの女の子。



はっとした表情を浮かべ、急いで「閉」ボタンを押すがアレってそんなに早くは閉まらないんだよね。

また、ウィーンと閉まって行くまで僕はじーっとみてしまった。


「なんだありゃ?」と僕は考えていると、中から

「あのぅ・・」と小さく聞こえた。

オレ?
オレに言ってるの?

そう、心の中でつぶやくのと同時に実際に声にも出してつぶやきました。


するとまたウィーンとドアが開き




「入ってきて。」
とのお誘いが。




おい、マジかよ。そんなアブノーマルな事できないぞオレ、とパニックになりながら入ると

びっしゃびしゃの室内とびっしゃびしゃの女の子が。


ワケを聞くと和式が苦手なその女の子。和式しか空いてなかったために仕方なしに多目的トイレを使って手を洗おうとしたらと水道が暴発しびっしゃびしゃになっちゃったとのことでした。



「もしよければ、服を買ってきてくれませんか?」とお願いされた。

じゃ、女の店員さんでも呼ぶ?と言ったんだけど「恥ずかしいから止めて。」との事。
なんだか可哀想なので協力してあげることに。


で、5000円その場で渡されて僕はショッピングに向かいました。







一番安いので良いんで、って言われてたけど小柄でちょっと可愛い子だったのでせっかくなので可愛いの買ってあげようと意気込んで普段行くはずもない女物の服屋に入ったら、


「プレゼントか何かですか?」と店員さんに声をかけられました。


「全身一式買ってやりたいんですけど・・」と店員さんに言ったら、
「わー、幸せな彼女さんですねー!こんなのはどうですか?」と言ってきて若干楽しくなってきた僕は店員さんとあーだこーだコーディネートして、やっとこさ全身を決めお会計。1万3千円。赤字です。



トイレに向かう途中、下着屋を通ったんですけど「そういや、あの調子だ。下着もあったほうがいいだろう。」と思い、僕は一目見て下着のサイズを当てるという特技を持っていますのでこれまたラブリーなのを買っていきました。



そして、服のポケットにメモに「これは僕からのプレゼントです。」もらった五千円と連絡先を書いた紙を入れておきました。













「これ、下品に7色に光るんだよね。」

僕は加湿器を見ながらそう説明しました。

「あ、それ。オレがあげたやつじゃん。」
「何でサイズわかったの??」
「すごいでしょ?」


モワモワと水蒸気を吐く加湿器が下品に7色に光る夜でした。









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