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ゆんの新作面白いな。



登場人物

総合P 全てのリーダー
大野 プログラマーリーダー
斉藤 プログラマー
石井 プログラマー
ジュン サウンドデザイナー


総合P「・・というわけだ。」

大野「間に合いますかね?」
総合「間に合わせるしかないだろう。」
大野「頑張りましょう。」



ここは小さなゲームのプログラミング会社。

とあるネットゲームを作っている会社だ。
そのゲームが大幅リニューアルする・・とのことでこの会社に話が降りかかった。




斉藤「大野さん・・ムリですよ。」
大野「時間がないのは重々承知だ。でも、わたし達しか出来るものが居ないんだよ。」
石井「なるほどね。」


期限まで時間がない。
しかしやるしかない。
企業戦士たちは奮いあがった。





石井「うーん、まだバグだ!」
斉藤「どうした?」
石井「あ、斉藤さん!見てください。キャラクターが浮くんです。」
斉藤「うわぁ・・」
大野「直してくれる?」
石井「・・・はい。」

画面に並ぶ意味不明な文字列を見ながら四苦八苦していた。


石井「大野さん、コレ終わらないですって。」
大野「だよなぁ。分かったちょっと相談してくる。」
石井「お願いします。」





大野「と、言うわけなんです。終わりそうもないんです。」
総合「なるほどな。分かった。救援を呼ぼう。」
大野「助かります。」
総合「そうだ、悪い知らせがあるんだが・・」
大野「なんです・・?」
総合「先方がな、音楽もリニューアルしてくれといってきたんだ。」
大野「音楽・・・」
総合「できないか?」
大野「うーん、僕らではちょっと・・」
総合「誰か頼める人はいないか?」
大野「あ、居ますけど・・・」
総合「この際、どんな人でもいい。頼んでくれ。」
大野「・・・分かりました。」




ヘルプ1「マジ、忙しい!」
石井「次、ここ頼みます!」
ヘルプ1「ひえー!」
斉藤「ああー、こっちも誰かー!」
ヘルプ2「今ムリですよ。」
大野「僕がやろう。」
斉藤「ありがとうございます!」



斉藤「よし!あとは音楽をつけて・・」
大野「完成か。」
斉藤「ええ。音楽は・・・」
大野「あ、あいつだ。」



ジュン「できへん。」



斉藤「ええ?!困りますって!」
ジュン「そんなん言ったって機材もねぇ時間もねぇでどう作るんだよ。」
大野「いやいや、そこをなんとか・・」
ジュン「いや、出来てはいるんだけどさ。きにいらねぇ。」
斉藤「ちょっと聞かせてください。」
ジュン「あいよ。」
斉藤「良いじゃないですか!この水辺の町にぴったりですよ!」
ジュン「そう?でも水っぽさがなくね?」
斉藤「いやいや、この透明感が逸脱です。」
ジュン「うーん、褒めてくれるのは嬉しいけどさ。オレが気に入らないんだって。」
大野「そうかー、間に合うならもうちょっと待てるぞ。」
ジュン「間に合うかなー。」



斉藤「なんなんですか、あの人!」
大野「俺の友人だよ。アレでも音楽に関してはなかなかの腕前を持ってるんだけど。」
石井「急ごうって気持ちが見えません。」
大野「音楽ってものは感性が大事、とかいうじゃないか。」
斉藤「とは言ってもですね!」
大野「分かったからギャーギャー騒ぐな!」
斉藤「リーダー・・・どこ行くんです?」
大野「トイレだよ。」
石井「リーダー・・」




斉藤「どうなることやら・・」
石井「なんなんだ、あの音楽担当の男は・・」
斉藤「さっきも”ピンとこねぇ”とか良いながらずっと喫煙所にいたし。」
石井「やる気がみえな・・あ!」
斉藤「あいつ・・」

小さなレコーダーを持って歩いてくるジュン。

石井「なにしてんだ、さっさと仕事しろっての。」
斉藤「他人事だと思って・・ちょっと一言言ってやる!」
石井「行っちゃってください!」

斉藤「ちょっといいです?あの!」
ジュン「シッ!」
斉藤「え?」


レコーダーをかざす先は・・トイレだ。


ジュン「・・・・・よし。」
斉藤「なんなんだ?」
ジュン「コレをさっきのに混ぜてっと・・・」
大野「お、何してんだ?」
ジュン「ん?ちょっとね。」







斉藤「すごい。」


完成したのは透明感のある音楽に水のせせらぎが時折聞こえる、水辺のステージに相応しい音楽だ。

大野「さすが!これはいいぞ!」
石井「へぇ・・そんなやり方もあるんだ・・」
斉藤「よし、これをバックに流そう!」



数万人がプレイしているそのゲーム。
「さわやかだ。」と好評な水辺のステージのバックに聞こえるせせらぎ。
だれもトイレの水の音だとは気付かないだろう。






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コメント

つまり大野の…

つか、水音なら専門分野があるだろ?
レコーダーを振り向ける先は別にさ(^^)
そっちのがいいんじゃないかい?w

すごい?
ホントにいろんな才能の持ち主ですね☆

聞いてみたい\(^o^)/

是非ともそのゲームが知りたい

なるほど さすが着眼点がすごい

ざるに小豆・・・という昔の手法ではないのか(汗
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