美しい人生を

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女をめぐる男の争い程、不毛なものはないのである。


それはそれは遠い昔、たしかまだプテラノドンとかいるくらいの時代ですかね。
僕は男3女5で小旅行という聞いてるだけでウキウキしてくるようなイベントがありまして。

でも、僕があまり乗り気でない理由は
その女どもがブサイクブサイクブサイクブサイク、アンドブサイクというもしポーカーだったら物理的にもあり得ないほどの強カードが集まってしまっているからです。


しかし相手がそんなロイヤルストレートブサイクにも関わらず、まあその頃は20歳そこそこくらいという暇があったら一発ヤリたいくらいの年齢ですから。
男どもは張り切ってたんですよ。
僕は世の中からブスと戦争をなくそうといつも声高々に叫んでいる活動家ですからね。なんか車で行くらしいし、ちゃっかり乗り込んで目的地でマシなのでもひっかけようと思ってたんです。


でもまあ、それにしても男ども、といっても僕を除く2人ですけど妙に盛り上がっていて
やれ、俺はあいつをねらうとか、やれ俺はあいつをねらうとか言ってましてね。よくもまああのブサイクでこれだけ盛り上がれるもんだねと感心したものです。

さらに無性に腹が立つのは「○○ちゃんには手だせないからね!私が守るんだからね!」とか地蔵みたいなブサイクを抱きかかえながら地蔵を前世で蹴っぱぐった祟りじゃないかと思わせるほどのブサイクが言ってますからね。


そんな呪われしブサイク達相手に男二人は旅行プランを組み立ててまして、やれどこに行こうだのここに泊まろうなど大盛り上がり。

「ホテルの部屋割りどうする?」
男がそう言います。
「えー、なにー私と同じ部屋が良いのー??」
女が言います。
「なになに、そうがいいんだろ」
男が言います。
「どうせみんな同じ部屋に集まりそー」
女が言います。
「盛岡か、ちょっと足を伸ばして仙台でも有りだな。」
僕が言います。
「何かいいとこでもあるの?連れてってよ!」
女が言います。
「こいつ早く死なねぇかな。」
僕は思います。




女性を口説くとき。
それはたまに狩りに例えられることがある。
「ガールズハンティング」そう呼ばれることもあるほどだ。
男は狙いを定め、女を撃ち落とす。
狩猟のそれと似通った部分があるのだろう。


旅行の前夜ですね。
男の方から「狩りの前夜祭だ。」ということで誘いが有りまして。
僕が「発砲許可がでたのか!」と大喜びで行ったんですけどどうやら違うようで。


結局、男3人で一部屋。女5人で二部屋取ったらしいんだけどどうやら二人の話題は

「一番かわいい子の部屋には誰が行くか。」

というものでした。


僕の頭のなかでは5つの男爵いもが並んでおり、その「一番かわいい子」はどのイモか悩んだものです。あんなに悩んだのは高校受験の世界史以来だと思います。




「ジュンはどうするんだ。」
そう聞かれ僕は
「オレはメークイン派だからお前らに譲る」と答えると、
「意味は分からないが、お前いい奴だな。イケメンの余裕だな。」と絶賛の嵐でした。オスカーでも貰えそうなくらい。

そうとなると男二人は議論を白熱させてました。
譲ってくれるなら他のヤツは譲ってやるとか、この際二人で行く?とか、お前の後はなんか嫌だとかそれはそれは自分勝手な議論でした。

そんな話の中「そしたらジュンは4対1じゃん!すげーな出来んの?」と言い出しやがりまして
「ああん?」と思わず本気の苛立ちが出てしまい「あ、ごめん。そういうのじゃないよな。」と何故かマジで謝られたりもしましたが、
結局「自分自身の力で勝ち取った方が勝ち。」という結果に至りました。


そして結局朝まで飲み明かすことにしたわけですが、運転手の予定である僕ともう一人の男はそこそこにして
残りの一人は完全に酔いつぶれていました。

眠っている男の傍らでもう一人の男が

「馬鹿め、敵を前にして油断しやがって。」

とくっくっくと笑っています。

何の話だろう。

僕がそう問いかける暇さえ無く男は風呂場へ行き


「つるつるにしてやるぜ。」

とカミソリとシェービングジェルを持ってきました。


彼が言うには”シモの毛”をつるつるにしてやれば脱ぐことはできない。
この戦いは俺の勝ちだ。

ということだ。


なんだか面白そうなことになってきたので、僕は全面的に彼に協力することにして
事の結末を見届けることに決めました。



すっかり寝ている彼。随分さっぱりした彼のムスコ。僕たちは声を押し殺して腹を抱えて笑ったものです。

なんか深夜の妙なテンションもあり、ついでに彼の足、腕、脇、眉毛とあらゆるところを剃毛してあげたところで僕らは大満足で少し眠ることにしました。髪の毛は残してあげる私達の優しさ。







旅行の当日。
笑い声に包まれる車内。

ウケたのが嬉しかったのかツルツルの彼も予想外に上機嫌でした。


「こいつら、マジで全身やりやがったからなー。」


「マジウケるー!!」

大盛り上がりです。



「マジで酷いよね!下のアレもやられたんだぜ・・。」
「マジでー!」
「まったくどうしてくれるんだってのなー!」

なんだか妙に盛り上がってる車内。
一人の女がそのツルツルの彼に

「・・・私もだよ。」

と耳打ちしているのを聞いてしまった僕は車酔いもしていないのにムカつきを覚えました。

それを聞いた男が「ええー!」と大声をあげそわそわしています。
なになにーと盛り上がるその他大勢。ネコの轢死体でも見たような僕。

さっさと目的地につくことを願って僕はイライラ待っていたのでした。






その夜。
こんな男たちの不毛な争いの結果を待たずして、僕は盛岡の街に一人消えていったのでした。





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コメント

相変わらず面白いなー。

猫の轢死体っ(笑)(笑)

No title

>僕は世の中からブスと戦争をなくそうといつも声高々に叫んでいる活動家ですからね。

やばい、抹消される。。。。。

パイパソ万歳ッ!!

俺はキタアカリ派です///

ところで僕のコメント、
毎回「不正な投稿です」って出るのね。
これも男爵イモの呪いなのか。

隈さまw

www
ジュンくんの記事に隈さまのコメありw

もはやベストパートナーw

盛岡の町に消えていったじゅんさんは何してたんだろー?

男性陣とじゅんさんの温度差にウケましたww

No title

ロイヤルストレートブサイクwww

No title

その5人・・強カードの方々
こっそり見たいヽ(´Д`;)ノ
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